2011年3月11日。東日本大震災の地震と大津波は東北の地に甚大な被害をもたらしました。
震災後すぐに、瓦礫だらけになってしまった陸前高田の地でひまわりの種を撒き花畑を作った女性がいました。
その女性は、仮設住宅に暮らす人々や周りの方々と、日本中から集まったボランティアさんと土を整え、種を撒き、苗を植え、日々花畑の花たちのメンテナンスをしながら花たちを愛でています。
そのガーデンは”花っこ畑・希望の庭”。
周辺の建設計画の中で、少し縮小される事になってしまったけれど、引き続き反対側にガーデンを広げるそうです。
2012年の春に植樹した、桜の小さな苗木。驚くほど大きく成長していました。周りは嵩上げ工事のため大型のトラックが行き来し海からの強い風を遮るものが何もない陸前高田の地で。
2015年春。陸前高田市では巨大なベルトコンベアーが設置され山からの土を運び、嵩上げ工事が進んでいます。この嵩上げされた土地の未来は・・・?
しかし、”花っこ畑・希望の庭”では、きれいな花たち・植物たちがすくすくと育っています。
東北に桜や花を植え、また津波が来るといわれている100年後の未来に、この甚大な被害を伝承したいと想っています。